アイドルは永遠じゃない。

アイドルは永遠じゃない。そう心に誓って生きるおたくのアンビバレンスな日常。

最高で最低だったルーティーン

 

 

 

 

雨音が聞こえる夜、

暑さを感じ初めて半袖だったけど

肌寒くて布団をめいいっぱい被って寝る。

 

 

こんな時に思い出してしまった

恋愛している時の幸福感を。

 

 

 

ふと、こんなときに

例えば彼氏が甘えたがってて

甘やかしてあげたくなって

ぎゅっと抱きついてきて、それを抱きしめて。

 

 

そんな時にああ幸せだなあと思う価値観を

思い出してしまった。

 

 

 

幸せだと思っていたことの引き出しが

全部荒らされる。

 

 

 

毛布を被って、寒い日に飲む紅茶は美味しい。

 

マグカップはこないだ出かけた時に買った

色違いだったりする。

 

 

 

夜中、お腹がすいて、コンビニまで歩く道。

あの家がかわいいとかおしゃれとか

人がいないからって必要以上にくっついて

嫌がる素振りをしながら付き合ってくれたりする。

 

帰りはアイスを買って食べながら帰る。

 

 

 

 

 

見たかった映画を、家で見る。

おふとんに寝っ転がって見てるせいで

くっついちゃったりして

映画そっちのけで始まったりする営み。

 

 

 

 

 

幸せを思い出させる雨は嫌いだ。

 

 

 

 

時間が経って美化された思い出が

より鮮明に思い出される。

 

 

 

 

朝が来る。

 

夜中からしはじめて何時間も愛されて、

うっすら明るくなって、

 

近くに学校があるから

子どもたちの話し声が聞こえてきて

小学生の通学時間まで何してるのって笑いながら

また抱き合って眠るんだよね。

 

 

 

起きて、お腹がすいて、

昨日買ったつまみとかお菓子とか食べて

2人でコーラを飲む。

 

 

 

何回も繰り返したルーティーンだから

当たり前に覚えている。

 

 

 

こんな記憶は忘れたい、

思い出しにくく処理して欲しい。

 

 

 

初めて家に泊まったあの日も、

こんな薄暗い空の朝だったな〜

 

 

 

 

 

 

誰かにどうにかして欲しいと

考えてるくらいじゃまだまだなんだろうな

 

 

 

 

解決策が男しか見当たらない。

幸せになりたい、というか忘れたい。

 

 

他にも楽しいことはあるって

私に思い出させて欲しい。

 

 

 

あの、毎月のルーティーンが

当たり前なんかじゃない

 

キラキラした毎日を過ごせる相手が

いつか現れるって信じたい

 

 

 

そうやってまた男に依存していくんだよね

 

 

 

 

ありのままの私が一番わからない。

あとから考えればあれは素じゃないなって思えることが多すぎて、素でいる状態が分からない。

 

 

ありのままって何、自分らしさってなんだ

 

 

 

ただ一言寂しいんだよな、わたしは

 

いつまで経っても1人でいられないんじゃ

困っちゃうなあ

 

 

 

まあ、そんなこと言ってないで

寝ることにしましょう。

 

 

 

 

あまりにも切なかったから吐き出した

最高で最低だったルーティー